大手三つ巴のセンター競争が始まった

 ――御社はかなり以前から宅配事業を展開されています。

 高倉 当社は、三重県に13店舗の食品スーパーを展開しており、約40年前から宅配事業に取り組んでいます。現在は、月会費制(525円・税込)で配送料は無料というサブスクリプション(サブスク)方式の店舗出荷型ネットスーパーを展開、小商圏の高頻度配送で圧倒的なシェアを実現しています。また、このネットスーパーのインフラを「ジャパンネットマーケット」としてほかのスーパーさんにも提供しており、現在、23社で55店舗に導入を頂いています。このうち10店舗ほどが首都圏です。

 ――その首都圏の食品宅配の市場をどう見ていますか。

 高倉 首都圏のネットスーパーは今、新しいステージに入ったと思います。2018年に西友がセンター型をスタートし、この7月からはイオングループのグリーンビーンズがサービスを開始。さらにイトーヨーカ堂のセンターも8月に稼働と、いよいよ大手三つ巴のセンター競争が始まりました。

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