三菱食品は9月5日、トラック輸送ネットワークの空きスペースをシェアリングする物流サービス「trucXing(トラクシング)」を本格的に始動すると発表した。
同社は、ドライバーの人手不足の対応やCO2排出量の削減などサステナビリティの実現を目指し、輸配送データを蓄積・活用することで積載率の向上及び車両効率を最適化する取り組みを進めている。 「トラクシング」は、近年積載率が低下している営業用トラックの空きスペースを運送事業者との相互協力により有効活用するもの。 三菱食品が契約当事者となり、運送事業者のトラックの空き状況を取りまとめた上で、メーカーの希望とマッチングさせ、双方に最適な形で提案することで物流の課題解決をサポートする。
三菱食品は昨年度、パレット単位の納品業務を利用運送の形態で代行する「余積シェアリングサービス」を関東圏でスモールスタート。今年度からは、チャーター便をサービスメニューに加えたほか、対象エリアも順次拡大していた。トラクシングは同サービスを引き継ぐもので、名称変更を皮切りにWEBサイトを立ち上げ、いよいよ正式なサービスとして本格展開していく。