伊藤忠食品は2023年1月18日、19日の両日、東海展示会「FOOD WAVE 2023 NAGOYA」をポートメッセなごや3号館(名古屋市港区)で開催した。東海営業本部が主体となって、出展社327社が新商品を中心に紹介。昨年までは新型コロナの感染急拡大もあって、来場者が1000人弱にとどまったが、今回は約1500人が来場して回復傾向にある。また東海展示会の動画も盛り込んだウェブ展示会「FOOD WAVE オンライン2023春夏」を2月3日から3月9日まで開催を予定。オリジナル企画を強く打ち出した内容となった。

 今回、「魅せるチカラ~共に創り・共に喜ぶ~」をテーマに、「デリッシュキッチン」「新製品企画」「Z世代の価値観」「加工食品」「業務用・デリカ・日配」「ギフト・EC」「凍眠市場」「サステナビリティ」「酒類」の9ゾーンを展示した。

 特に注力している動画レシピサイト「デリッシュキッチン」ゾーンは、サイネージの視聴率を上げる「魅せるコンテンツ作り」へ提案のレベルを引き上げる。サイネージは東海営業本部内で約800台導入されているが、AIカメラによると視聴率は9%で販促効果をさらに高める余地は大きい。そこでサイネージの活用法として、「パワーポイント、スマートフォン、アバターNICECAMERA」を使った3種類の方法で簡単に動画作成ができる体験コーナーを設置。「初級編、中級編、上級編」に分けることで、初心者でも簡単に独自の動画を作ることができる。

効果的な関連陳列による売り場を再現したサイネージ
「Z世代の価値観」ブースは若手社員が作成。Z世代で人気の聞いていて心地よい音の「ASMR棚」を設置した体験型売り場
SNSで話題となった人気の韓国食品を派手な装飾で陳列した「SNSバズリ棚」
「凍眠市場」のフルーツでは、スイカバーやシャインマスカット、サラクランボなど旬の青果を打ち出した
「冬眠市場」の焼き芋コーナー

旬の果物や鮮魚など凍眠ブランドの品揃えが拡大

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