コロナ影響から完全に抜け出し、いよいよ再成長フェーズに突入か。

 大手コンビニの第1四半期の業績が好調だ。セブンイレブン・ジャパンとファミリーマートは2023年3~5月期の全店平均日販が同期間の過去最高を記録した。ローソンは営業収益や事業利益、純利益が軒並み過去最高を更新した。ローチケなどのエンタメ事業も伸びたが、主力のコンビニ事業の成長が寄与した。人流の増加に伴い、各社がこの間取り組んできた商品開発や売り場改革、フェア企画が支持を拡大。来店頻度増、売り上げ復活につながっている。

 セブンイレブン・ジャパンの営業利益は前年同期比8%増の644億円と、この期間で過去最高だった。グループ全体の営業利益は、ガソリン価格の下落で海外コンビニ事業が落ち込み減益だったが、国内コンビニは堅調に客数を伸ばし売り上げ・利益を稼いだ。既存店売上高は4.9%増えた。全店平均日販は68万2000円となり、遡ることのできる10年以降で12年(65万6000円)を上回った。

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