イトーヨーカ堂は3月14日、不動産管理向けシステムやアプリ開発を手がけるライナフの「スマート置き配」をネットスーパー事業に導入すると発表した。
スマート置き配はスマートロック「ニンジャエントランス」を利用し、オートロック付きマンションのエントランスの解錠をデジタル化することで、受け取り側があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届けるサービス。配送パートナーごとに認証された配達員のみが入館できる仕組みで、これによりオートロックマンションの居住者もいつでも好きな曜日・時間に置き配を利用できるようになる。
これまでヨーカ堂のネットスーパーでは、配達先がオートロックマンションの場合、マンションの管理人の許諾がないと利用できないほか、宅配ロッカーが使えないときは再配達となっていた。スマート置き配の導入で、ネットスーパーの利便性向上を図る。
両社では解錠検証を2022年夏に実施し、23年3月1日に提携。今後、首都圏からサービス導入を開始していく予定だ。