売り場面積3割減でも商品数は8割を維持
今期で構造改革が終わるイトーヨーカ堂に、新たなGMS像となるモデル店が誕生した。7月6日にリニューアルオープンした幕張店(千葉市)だ。今回の改装では、地上2階建ての建物の1階で食品と化粧品、文具、2階で衣料品と日用品を展開していた売り場を1階に集約。2階にはこれまで入居していたテナントの100円均一のダイソーやアカチャンホンポを拡大したほか、ロフトやニトリのデコホームを誘致した。
改装によってヨーカ堂の売り場面積は1216坪から846坪と3割強減少している。だが、高さ210cmのハイ什器を導入して積載効率を高めたことなどにより、取り扱いアイテム数は7万8000から6万3000と2割減にとどめ、「坪効率は137%の改善を目指した」(梅津尚宏執行役員ライフスタイル事業部長)という。