つまみ、スイーツ、いいものを安くの3本柱
ヤオコーが出店エリア最北端となる宇都宮市に進出した。2月9日にオープンしたトナリエ宇都宮店は、JR宇都宮駅西口前の商業施設、トナリエ宇都宮の地下1階。栃木県内の出店自体、2004年の足利大前店以来、実に19年ぶりのことだ。さらに最も近い自社店舗(野木店)との距離も40kmと、既存のドミナントからはかなりの飛び地出店となった。
宇都宮進出の経緯について、川野澄人社長は「株主様から何度も出てほしいと打診されたため」と明かしているが、今後の成長戦略を見据えた一手であることは明らかだ。宇都宮市は人口51万人を抱える北関東最大の都市。そこへ出店することで出店エリアを拡大するとともに、今後の地方における大都市モデルを構築する狙いもある。