青果・精肉・鮮魚の売り場連携を重視
11月28日にオープンした松戸上本郷店(千葉県松戸市)は、ヤオコーにとって来期の旗艦店につなげる標準店の進化モデルの位置付けだ。
ヤオコーは今期の政策テーマに「新しいマーケットプレイスをつくる」を掲げているが、その具現化の答えとして同店で打ち出したのが生鮮強化だ。売り場とMDを刷新し、生鮮3品の売上構成比を4割(今上期の生鮮売上構成比は31%)まで高めたい考え。
売り場は入り口の青果から精肉、第2コーナーの鮮魚と続く。通常、平ケースなどで間に日配を差し込むことが多いが、同店ではあえてそれをせずに生鮮の鮮度感を強調。かつ関連販売を促すべく、厚めのステーキなどのグリル素材ときのこやキャベツ、人参などの付け合わせ素材を隣接させた。壁面のネギなどの薬味から和牛に続く動線も同様だ。