足元のシニア、広域のヤングを取り込む

 市外に流出したお客を取り込めるか――。ヤオコーは1月17日、埼玉県加須市に加須店をオープンした。加須市への出店は初めて。立地は東武伊勢崎線加須駅から徒歩15分の市内中心部で、2021年1月にイトーヨーカ堂が撤退したその跡地だ。

 同店は羽生店(埼玉県羽生市)、久喜菖蒲店(同久喜市)から直線距離でそれぞれ6.5kmほど離れており、空白地帯を埋めるドミナント出店となるが、周囲には競合も多い。車で10分圏内には加須駅前の「東武ストアかぞマイン」や、「とりせん加須浜町店」「ベルク加須久下店」、さらに広域から集客する「イオンモール羽生」もある。さらに南に車で20分も走れば、自社の久喜菖蒲店のほか、「モラージュ菖蒲」などのショッピングセンターもある。

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