イトーヨーカ堂改革にグループ挙げての支援

 GMS業態を持つ大手スーパーにとって、今年は文字通り激動の年になりそうだ。イトーヨーカ堂は遂に広域の総合スーパーから首都圏の「フード&ドラッグ」主体の店舗になり、西友は売却先を求めて再び流浪の旅をさまよう状況になっており、ユニーはもはやドンキへの店舗供給業態と化しているからだ。

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)がイトーヨーカ堂の抜本改革を発表したのは、昨年3月。25年度までに直営のアパレル事業から完全に撤退、昨年2月末で126店の店舗も33店閉鎖して93店に縮小。今後は首都圏の食品事業に集中し、25年度に黒字転換するというのが骨子だ。

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