利益重視に舵を切った西友の「メタメタ」状況

 GMS(総合スーパー)を主体とする大手スーパーにとって、コロナ2年目の昨年は引き続き厳しい年となった。2020年4月のような全国一斉の臨時休業、時短営業の事態は避けられたが、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の発令期間が長く、大型店にはやはり客足が遠のく状況になったからだ。

 コロナ禍が一番の要因ではないが、年明け早々の1月16日には茨城県日立市のイトーヨーカドー日立店が閉店する。JR日立駅前にある同店は、18年に閉鎖が決まったが、市が強力に存続を要請。イトーヨーカ堂も一旦はそれを受け入れ、19年に改装オープンした。4階に子どもの遊び場を設けたり、書店を誘致するなどの策を講じてきた。

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