試行錯誤で行き着いた「衣料品は必要」の判断
総合スーパーの間で、コロナで受けたダメージからの回復具合に差が開き始めている。2022年2月期の業績を見ると、増収増益となったのはイオン九州、平和堂、フジの3社。この3社はコロナ前の19年度と比較しても売り上げ、利益ともにプラスとなった。
一方で減収減益、もしくは営業赤字となっているのがイオンリテール、イトーヨーカ堂、イズミの3社。ただイズミは20年度に減収となったものの増益は達成、前期も減収減益となったものの、利益面ではコロナ前の19年度を上回っている。コロナ前を下回っているのはイオンリテール、イトーヨーカ堂の2社。イオンリテールは2期連続の営業赤字、イトーヨーカ堂は前の期から営業利益を8割近く落とした。