ファミレス最大手、すかいらーくホールディングス(HD)の苦境が再び鮮明化している。同社は約3000ある店舗のうち4割を占める主力の「ガスト」を中心に、来年にかけ100店の閉店を発表した。2020年の178店閉店に続く大量閉店だ。

 また9月からはガソリン価格高騰やテレワーク普及で夜間の顧客が減少している店舗、約400店で閉店時間を最大1時間繰り上げた。さらに超都心店、都心、郊外の三つに店舗を再分類、超都心では高価格メニューを設定した上でさらなる値上げに踏み切る。それでも22年12月期の同社の業績は原材料高やコロナ第7波の影響が大きく、通期3120億円(期初計画比7%減)、営業利益は5億円(同95%減)となる見込みだ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから