「外食の王者」日本マクドナルドが1月16日からメニュー価格を改定した。インフレで当たり前のように見えるが、実は昨年3月、9月に続き1年足らずの間に3度目の値上げとなる。しかも前々回は対象商品の2割、前回は6割だったが、今回は実に8割の商品を値上げする。ハンバーガー1個の価格は150円から170円になった。最安時代の59円(2002年)から見ればほぼ3倍の価格だ。

 今回の値上げ幅は10~150円とさまざまだが、同社には少なくとも重要な「二つの価格戦略」がある。一つは旗艦商品ビッグマックの価格だ。実はビッグマックの値上げは昨年9月の390円から410円、今回の450円への2回で、他の商品より1回少ない。

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