「飛び地の焼肉業態で本当に成功できるのか」――。居酒屋ワタミの大変身に大きな注目が集まっている。
同社は昨年10月に約330店ある居酒屋の3分の1に当たる120店を2022年3月までに焼き肉店に大転換すると発表。今年3月には「居酒屋和民」全店が切り替わり、祖業の看板が姿を消す。
すでに昨年5月には食肉加工大手のカミチクグループ(本社鹿児島市)と組んで焼肉食べ放題のチェーン「かみむら牧場」をスタートしていたが、同10月からは客単価3000円程度を想定した「焼肉の和民」ブランドでも出店。両業態で1000店出店という「大風呂敷」を掲げる。