ファミリーマートは2022年度最初の重点施策として、おむすびカテゴリーに力を入れる。2月28日、発表会に登壇した細見研介社長は、昨年誕生したPB「ファミマル」約800品目の中で、おむすびを「特に重要なアイテム」と強調。「おいしい、うれしい、あんしん」のブランドコンセプトを体現する商品として位置付けた。

 おむすび強化は、ファミマ創立40周年のチャレンジ「40のいいこと⁉」の五つのキーワードの一つである「もっと美味しく」の一環だ。続けて発表会に登壇した足立光エグゼクティブ・ディレクターCMOは、今期も五つのキーワードを継続して発信していくことを表明。昨年から取り組む定番品強化の流れの中で、コンビニのコアアイテムであるおむすびに再度注力していく考えを示した。足立CMOは、「日本のお米の消費量は年々低下しており、コロナによる外食需要減でさらに消費量が減ると考えられる。おむすび強化を通じて、こうした課題を解決し、人々の心をむすび、日本を元気にしたい」と語り、今期目標としておむすびカテゴリー全体で前年比120%を目指すとした。

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