ドイツで設計開発されたプラグインタイプ「LIEBHERR(リープヘル)」の大型タイプ「SGT」シリーズ

 冷凍プラグインショーケース業界№1のレイテックが新機種を発表した。ドイツで設計開発されたプラグインタイプ「LIEBHERR(リープヘル)」の大型タイプ「SGT」シリーズだ。LIEBHERRの小型タイプを扱っていたがここ数年で導入が一気に進んだことから、大型タイプのラインアップを広げた。

 プラグインタイプは家庭用と同様の単相100V仕様で設置工事は不要。冷凍売り場のレイアウトに合わせて自由に設置できることから、SMやドラッグストア、ホームセンターを中心に普及が進んできた。だが、スライドガラス付きモデルの視認性への要望は依然強い。

 レイテックの営業担当者は「特にSM様からは冷凍ショーケースの役割として冷凍商品をただ冷やすだけでなく、来店客が商品を見やすく手に取りやすいことが求められています。プラグインショーケースで、それを実現するのがLIEBHERRです。フレームレスのスライドガラスは庫内をより大きく見せる効果があり、標準装備の高輝度の庫内LEDと合わせてより商品を魅力的に演出。他のプラグインタイプと比べ、様々な売り場にマッチした圧倒的に優れたデザインで購買意欲を高めます」と力を込める。

 同モデルは、ドイツならではの高い技術力で開発された。画期的な技術による高効率インバーター制御によって、消費電力は他社オープン型ショーケースと比較して約9割の削減を実現した。年間では約21万円の電気代の削減につながり、他のプラグインタイプに比べても半分程度の消費電力に抑えることができる。また、欧州の厳しい環境基準をクリアしたCO₂排出量を最大限に抑えるノンフロンR290の自然冷媒を採用。高額な機器を導入しなくてもノンフロン化が簡単に実現できることから、環境意識が高い最大手スーパーを中心に導入が広がっている。

 コントローラーはタッチスクリーンで見やすく、ロック解除用のキーも付属していることから誤作動を防ぐ設計。冷却面は熱伝導率の高いアルミニウム、底辺は耐久性の高いプラスチックを採用。この二つの素材を組み合わせることで、頑丈で耐久性に優れた設計となった。 

 レイテックはこの他にも海外有名メーカーの幅広い冷凍ショーケースを提案している。平台のカーブタイプ、フラットガラスタイプ、保管用のストッカータイプ、リーチインタイプ、冷凍と冷蔵のカウンタートップモデルも取り揃え、飲食チェーン店や冷凍食品強化型スーパーなど幅広い業態にも導入が広がる。冷凍食品市場の拡大を見据え、新たな冷凍ショーケースの提案で業界拡大に貢献していく構えだ。

スーパーマーケット・トレードショーで「LIEBHERR」の新機種を大々的に展開した