冷凍プラグインショーケース業界№1のレイテックの冷機の導入がここ数年で一気に進んだ。大型タイプではオーストリアのAHT社製のアイランド型「AHTプラグインショーケース」、大型から小型タイプではドイツで設計開発されたプラグインタイプ「LIEBHERR(リープヘル)」の多彩なモデルをラインアップ。同社は世界の有名メーカーの総代理店であることから直輸入を実現、店舗の客動線や売り場面積などに応じてモデル・タイプの選択肢が圧倒的に多いのが特徴だ。

 営業担当者は、「当社は10年以上前から冷凍機器業界でいち早く海外の優れたプラグインショーケースを国内で販売、多種多様な業種で採用されてきた実績を誇ります。直近で外食チェーンで新たにLIEBHERRの保管用ストッカータイプを採用いただきました」と胸を張る。SMでは、市場拡大が見込まれる冷凍食品の売り場面積を拡大し、さらに冷凍食品専用スーパーも出店している。そこに多彩なモデルを持つ同社のプラグインショーケースの導入が広がっている形だ。例えば、他社製のリーチインケースと一緒に、同社のプラグインケースを陳列するなど様々なニーズにも対応している。足元では電気料金が高騰して企業の収益を圧迫していることから、省エネ性に優れた同社のプラグインショーケースにより注目が集まっている。

「AHTプラグインショーケース」では、他社オープン型ショーケースと比較し、消費電力を約80%削減、年間の電気料金で換算すると約67%削減できる。その中でもプッシュ式モデルは、エンドケースの視認性を高める曲面ガラスを採用し、遠くからでも商品がすぐに分かるので人気モデルだ。さらに「LIEBHERR」は、他にはない画期的な技術による高効率インバーター制御によって、消費電力は他社オープン型ショーケースと比較して約9割の削減を実現。年間では約21万円の電気代の削減につながることから、初期導入費用も数年程度で払える計算だ。

 また、来年2月に開催されるスーパーマーケット・トレードショー(SMTS)では、 LIEBHERR の新型の卓上型タイプを展示する予定だ。今回、SMTSでは店舗設備・資材ゾーンに加え、「冷凍×食」コーナーの2カ所に出展。冷機の新提案に加え、ラッピングなどによる冷食売り場での見せ方、演出の仕方にも力を入れていく。

群馬県内某スーパーではデザイン性に優れたLIEBHERRを冷食売
り場のメインで展開している