セブン&アイ・ホールディングス(HD)は1月12日、グローバル戦略の要となるセブンイレブンインターナショナルLLC(セブンIN)を昨年設立したと発表した。

 同社はHD傘下のセブンイレブン・ジャパンとセブンイレブンインクの共同出資会社。共同CEOには、セブンイレブンインクの若林健・取締役執行役員国際本部長と、セブンイレブン・ジャパンの阿部真治・取締役執行役員海外事業本部長が就任している。

 設立の狙いは、世界におけるセブンイレブンブランドの成長と、既存の海外ライセンシーへのサポートに対する両社の責任と関与を強化するもの。ジャパンとインク両社の強みを掛け合わせることで、商品開発力、デジタル技術、ESG などの要素に力点を置きながら、グローバルブランドとしての価値向上に努めていくとしている。

 また、セブンINは本部機能を米国テキサス州に置きつつ、営業拠点をテキサスと東京の2拠点体制とし、テキサスは南米・欧州・中東・アフリカ・オセアニア地区を、東京はアジア地区全域をカバーすることで、海外ライセンシーとの連携を強化し、地域に合ったコンビニの展開を加速していく考えだ。