セブン&アイ・ホールディングスは、セブンイレブンとイトーヨーカ堂による新型店舗「SIPストア」を2月に開業する。同日発表した井阪隆一社長の年頭挨拶の中で明らかにした。

 SIPストアはコンビニとスーパーを組み合わせた「ちょっと大きいコンビニ」のイメージ。売り場面積は通常のコンビニの2倍近い約100~150坪、品揃えも約2倍となる約5000SKUを想定している。特に冷凍食品や生鮮の売り場を拡大する計画だ。

 年頭挨拶では、ほかに今年の取り組みとして、価値と価格のバランスを意識したマーチャンダイジング、昨年3000万人を超えたグループ共通会員基盤の「7iD」のデータ利活用、グローバル戦略ではオーストラリアにおけるセブンイレブン事業の取得や、アジアを中心とした既存のライセンシーにおけるフレッシュフードの強化支援、次の新規国開発の準備などを挙げた。