日本の小売業のトップが入れ替わる。これまでは営業収益8兆円のイオンが首位だったが、昨年6月にセブン&アイ・ホールディングス(HD)が米国のコンビニチェーン「スピードウェイ」(冒頭写真)を買収。これにより2022年3~5月期の営業収益でセブン&アイがイオンを上回った。さらにセブン&アイは今期末の業績を上方修正。営業収益は10兆4130億円と、日本の小売業では初の10兆円の大台に乗せるとともに、業績予想9兆円のイオンを超えて国内小売業界の首位に立つ見通しだ

 セブン&アイHDの第1四半期決算は営業収益2兆4473億円(前期比57%増)、営業利益1023億円(32%増)の増収増益となった。牽引役を果たしたのは売り上げ、利益共に海外コンビニ事業だ。営業収益1兆7238億円(154%増)、営業利益439億円(262%増)。円安の影響も追い風となっているが、それを差し引いても桁違いの伸びだ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから