23年までに10店体制に拡大

 イオンリテールが都市型ショッピングセンター(SC)の新フォーマット「イオンそよら」を立ち上げた。今年3月オープンの「イオンスタイル海老江」(大阪市福島区)を改称して1号店とし、2023年までに10店を開業する。1万㎡強のコンパクトな面積で、三大都市圏や政令指定都市部に小商圏SCとして展開。日々の暮らしに密着したサービスを揃え、毎日のように通える生活拠点を目指す。

 開発の背景にあるのは、都市部の環境変化、ライフスタイル多様化への対応だ。8月7日のウェブ会見に出席した岡﨑龍馬取締役常務執行役員は、「都市部のお客様の消費行動が大きく変わってきており、従来型のSCでは需要に十分お応えできない状況が出てきた」と説明。こうした課題に対し、「MDミックスで生じていたミスマッチを埋め、多様化するニーズに対応した新フォーマットの立ち上げが必要と考えた」という。 

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