コロナの致命的状況を経て100日プランをスタート
イオンリテールが宿痾の衣料品改革に全力を挙げている。衣食住改革の中でも最大の課題として認識され、打開策に「専門店化」を掲げて20年。実のある成果が上げられないまま、ここへきて降り掛かってきたのがコロナだ。商品がはたと売れなくなり、「致命的な状況になった」と、衣料本部事業改革プロジェクトチームリーダーの森脇夏樹氏は振り返る。
そんな中で昨春立ち上がったのが、衣料品改革の100日プランだ。2030年に向けた衣料品事業の方向性を議論し、特に既存事業はシュリンクする国内市場の中で売り場面積を8割に留め、残りを新規事業に配分。結果、既存対新規を6対4の売上構成にする目標を打ち立てた。