新しいニーズへの対応強化で客層を広げる

 最新フォーマットを導入し、OMOを組み合わせた次世代GMSに転換。イオンリテールは10月18日、横浜市保土ケ谷区に「イオン天王町ショッピングセンター(SC)」をオープンした。2020年2月に一時休業した旧イオン天王町店を全館建て替え。地上3階、地下1階からなる「体験型ライフスタイル店舗」として生まれ変わった。

 同店が立地する保土ヶ谷区は横浜市のほぼ中心に位置。最寄り駅の星川駅、天王町駅はそれぞれ横浜駅まで約5分とアクセス性に優れる。3km圏内には約18万6000世帯、約35万人が居住。20~50歳代の構成比が高く、1km圏内には小学校が10校あるほか、近年は開発道路の新設やマンション建設が加速。今後も若いファミリー層の流入が期待できる有望な商圏だ。

 一方で、改装前の同店は40年以上にわたる営業で店舗が老朽化・陳腐化し、「特に20代、30代の客足が遠のいていた」(中野公現イオンスタイル天王町店長)。そこで地域客の声と新しい時代のニーズに即したイオンリテールの最新フォーマットを導入。世代を問わず幅広いお客に寄り添った商品、サービスを結集した。

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