イオンタウンとイオンリテールは6月6日、埼玉県入間郡毛呂山町にイオンタウン毛呂山(冒頭イメージ)を6月30日にオープンすると発表した。
イオンタウン毛呂山は、敷地面積3万4178㎡、総賃貸面積1万908㎡。鉄骨造平屋建てで、イオンスタイル毛呂山など13の専門店が入居する。基本商圏は車で15分圏の約4万2000世帯、人口9万7000人を想定。開業後の目標来客数は平日7000人、休日9000人、年間280万人を目指す。
イオンタウン毛呂山は、東武越生線武州長瀬駅から500mに位置し、駅に通じる町道15号線と県道39号線に面した場所に立地。毛呂山町が策定した立地適正化計画が定める「都市機能誘導区域」に隣接したエリアで、イオンタウンの出店により周辺に都市機能誘致の促進、誘導を図るとともに、東武越生線北側区域に不足する商業機能を担う。
イオンタウン毛呂山は、5km圏内の第1次産業従事者比率が約31%と高いことを反映し、テナントにホームセンターのコメリを入れたのが特徴。これまでイオンタウンの数カ所のSCでテナントとして入居してきたことに加え、コメリがJAと組んで農家を支援してきた実績があることから毛呂山での出店につながった。
核テナントのイオンスタイル毛呂山は、「地場商品の取り扱いに徹底的にこだわった」(イオンリテールの永山久美子・執行役員北関東カンパニー支社長)。食品では地場野菜コーナーを設け、毛呂山町と越生町の約50名の生産者から提供を受けた野菜や果物を年間30〜40種類品揃え。地酒も強化するほか、ときがわ町の高栁製麺所の「手打ちのゆでたてうどん」、越生町の大豆工房みやの豆腐、住吉屋製菓の「一里飴」なども取り扱う。
非食品では、日用品は「食事」「整理整頓」「肌着」などの生活シーンごとに商品を展開。オーラルケアなどのヘルス&ウエルネス商品を充実させるほか、イオン薬局を併設し、調剤予約ができる「ポケットファーマシー」や非接触で薬を受け取れる「お薬ロッカー」を設置する。
説明会でイオンタウンの加藤久誠社長は「お客様ニーズに応えた商品やサービスを拡充し、地域の皆様にご愛顧いただけるショッピングセンターを目指す」と意欲を示した。