ヨークフーズ2店舗は好調に推移

 6月1日の新会社発足から1カ月、徐々にヨークの首都圏戦略が動き始めた。

 ヨークは、セブン&アイグループが掲げる首都圏食品戦略の下、グループの食品スーパー(SM)を統合してできた企業だ。ヨークマートを母体に、イトーヨーカ堂が展開してきたSMの「食品館」とディスカウントストア(DS)の「ザ・プライス」20店に加え、都市型小型SMの「コンフォートマーケット」を運営するフォーキャスト社も吸収。これにより、店舗規模は100店、売上高は約1500億円となった。今後屋号はSMの「ヨークフーズ」、DSの「ヨークプライス」、そしてコンフォートマーケットの三つで展開する方針で、すでに食品館とザ・プライスの看板は変更済み。ヨークマートも改装に合わせて屋号を変更していく。

 ヨークにとって一番の強みは、様々な立地の様々な業態を持つ点だ。ヨークマートが積み上げてきた標準的なSMモデルから、食品館の小型、ザ・プライスのDS、そしてヨークでは最小面積となる150坪のコンフォートマーケット。いずれも目指す姿は「暮らし提案型のSM」だが、これらのノウハウをうまく組み合わせることで、競争の激しい首都圏で戦っていこうというのだ。

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