商圏に合わせた改装が奏功

 新会社設立から1年、ヨークのフォーマット戦略が着実に前進している。同社はセブン&アイグループが掲げる首都圏食品戦略の下、グループの食品スーパー(SM)を統合して誕生した。標準型SMのヨークマートを母体に、イトーヨーカ堂が展開してきた都市型小型店の「食品館」、ディスカウント(DS)の「ザ・プライス」、そして新業態の「コンフォートマーケット」を吸収。故に様々な立地に様々な業態を抱えている。それを強みに変えるため、昨年度は各店の店舗特性を突き詰め、フォーマットを標準型(都市型・郊外型)、DSハイブリッド型、小型に整理した。看板替えとともにそれぞれに応じた改装を進め、店舗規模や商圏に対応した店づくり、品揃えを一層深めている。

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