2月以降の注文数が20%以上と急拡大

 新型コロナウイルスの影響で客足が激減している飲食店のデリバリーシフトが加速している。この状況を受けて存在感が高まっているのがデリバリー総合サイトを運営する出前館だ。コロナの感染拡大で利用件数が一気に拡大。1月の271万件(前年同月比7%増)から、2月が273万件(18%増)、3月が303万件(21%増)、月次非開示となった4月は中旬時点で40%増だ。利用者数、登録加盟店数もコロナ前から10%超の伸長を続けており、5月に入ってもオリジン弁当、銚子丸、串カツ田中、くら寿司、びっくりドンキーなど大手外食、中食チェーンを筆頭に、新規で加盟するチェーンが相次いでいる。

 出前館は加盟店数2万1609店舗、アクティブユーザー325万人(ともに3月時点)を抱える国内最大級のデリバリーサイトだ。利用者はECサイトを通じて出前を注文し、加盟店は商品代金の10%を成功報酬として出前館に支払う。飲食店の要望に応じてデリバリーサービスも行っており、その場合は追加で商品代金の30%を配達代行手数料として出前館に支払う仕組みだ。最大4割と聞くと加盟店側の負担が大きいようにも感じるが、出前館広報の小宮栞穂里氏は、「配達人員の確保や車両の購入・維持費がかかる。宅配業者を利用するコストと比較しても、決して高くはない」と説明する。

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