コロナでもECブームはそれほど大きくならなかった

 EC市場の成長が失速している。経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によれば、2021年の国内物販BtoCの市場規模は13兆2865億円となり、コロナ1年目の20年を8.6%も上回って、過去最高を更新した。

 だが22年はコロナ影響が和らぎ、規制も解除されたことから、消費者の外出意向が高まった。食品や生活用品など、自宅で過ごすための買い物が主だったEC物販は、前年ほどの伸びを見せておらず、鈍化傾向が鮮明だ。

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