キャッシュレス店規制でアナログな有人決済を導入

 レジなしコンビニのアマゾン・ゴー1号店がシアトル市内で一般に公開されてから2年が経過した。2020年2月現在、改装中の店舗を含めニューヨークに8店舗、シカゴに7店舗、シアトルに5店舗、サンフランシスコに5店舗を展開するまでになった。いずれの店舗もビジネスマンの利用を前提に、街の中心地に出店している。キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾン・ゴーはスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードでゲートを開いて入店、あとは購入したい商品を手に取って店を出るだけの「ジャスト・ウォーク・アウト」店だ。


 入店と同時に天井に設置されたカメラやセンサーが利用者の行動を追跡。棚にも重量センサーが装備され、商品を手に取る行動もトラッキングする。店から持ち出した商品は利用者のアマゾン・アカウントにあるクレジットカードに自動的に課金される。カメラやセンサーで得たデータから商品の動きを把握し、人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して正確に決済する。

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