商品の差別化はアマゾン発の新しい価値

 アマゾンの勢いが止まらない。コロナ禍でECのニーズが一気に高まったのは周知の通り。日本通信販売協会の発表では、2020年度の通販売上高(市場推計値)は10兆6300億円、統計開始以来初の前年比20%増を記録している。

 その中でも、圧倒的な存在感を示しているのがアマゾンだ。同社と取引のある消費財メーカーでは、昨年1年間の売り上げは楽天ダイレクトが前年比110%に対して、アマゾンは150%の高い伸びとなったという。今年の上半期はさすがに伸びが鈍化しているものの、「楽天ダイレクトが1桁の伸びでとどまっているのに対し、アマゾンは130%を達成している」(担当者)とその勢いを指摘する。

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