「いきなり!ステーキ」を展開する「ペッパーフードサービス(以下、ペッパー)が、『いきなり!破綻』」するのでは」。外食業界でそんな物騒な噂が飛び交っている。それと言うのも売上高の約8割を占める「いきなり!ステーキ」(12月末時点で約490店)の既存店売上高の減少に拍車がかかっているからだ(2019年10月は41.4%減、同11月も32.8%減)。19年度の当初計画(売上高935億円、営業利益56億円)は2度も見直され売上高665億円、営業損失7億円に下方修正。同11月時点では自己資本比率は4%台と財務上の懸念も指摘され始める有様だ。


 13年12月、銀座に初出店した「いきなり!ステーキ」は牛リブロース(肩から腰にかけての上級部位肉)ステーキが格安で食べられるとあって一大ブームに。売上高原価率約58%はファミレスのほぼ倍で、看板に偽りがない価格が支持された。しかし17年にロードサイド出店を開始したのがつまずきの基となった。例えば300gで2070円(税抜き)の価格は都心では受け入れられても地方では需要が伸びず。ブームが去ると18年4月からは既存店もマイナスに転じた。だがそれでも大量出店を続け傷を深くした。

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