サッポロドラッグストアーは5月11日、登録販売者向けの研修において不適切受講が行われていたと発表した。不適切受講があったのは「サツドラ北8条店」(札幌市東区)と「サツドラニセコひらふ店」(虻田郡倶知安町)の2店舗で、2023〜25年度にかけて延べ21人分のオンライン研修について、本来受講すべき本人になりすまし、別の従業員が受講していたという。

 登録販売者は風邪薬など一般用医薬品を販売できる資格で、事業者には毎年12時間以上の継続的研修の受講が義務付けられている。今回、不適切受講が確認された21人は、必要な研修を受けないまま医薬品販売に従事していた。

 札幌市保健所からの問い合わせを受けて社内調査を実施し、不正が発覚した。同社は「継続的研修制度の信頼を損なう重大な問題」として謝罪。発生要因として、研修時間確保の難しさや、研修動画にアクセスするパスワードが平易だったことなどがあったとした。

 再発防止策として、勤務シフト内での研修時間確保、全登録販売者へのコンプライアンス教育、パスワード管理ルール厳格化などを進める。業務フローや管理体制を見直し、法令順守と信頼回復を徹底する。