コープみらいは5月6日、配送委託先において不適切な衛生管理事案があったとして謝罪や再発防止策を発表した。

 発表によると、4月28日に届け先の組合員より「冷蔵品が黄色い液体に浸かっている」「尿のような臭いがする」との連絡があり、すぐに調査した結果、配送委託先の従業員が配送業務中に、車両の荷台内にあった廃棄予定の配送器材(発泡スチロール容器)に排尿した事実を確認したという。その配送器材は蓋をして荷台の床に置いたが、その後、足下のスペースがなくなり、被害のあった組合員の配送器材の上に載せてしまった。当該の器材には穴が開いていたため、漏れ出した尿が下段にあった配送器材に移り、内部の冷蔵商品を汚損させた状態で配達が行われた。

 コープみらいは「食品安全および公衆衛生、コンプライアンス上の重大な問題であると重く受け止めている。 保健所をはじめとする関係機関への報告・対応を継続して進めていく」としており、当該従業員については「配送委託先より事実関係に基づき厳正に対処するとともに、再発防止に向けた教育を実施する。さらに、配送委託先における業務上の規律・運用が適切に保たれているかについて、当生協が責任をもって点検・確認していく」という。

 再発防止に向けては「食品安全・衛生管理教育の再徹底」「労務環境の再点検」「緊急時における生理現象への対応」の三つを挙げた。「食品安全・衛生管理教育の再徹底」では「組織を挙げて安全対策や従業員教育に取り組んでいく」という。また、「労務環境の再点検」においては「全ての配送委託先とその従業員および当生協職員が安心して業務に従事できるよう、労務環境を再点検」する方針だ。

 三つ目の「緊急時における生理現象への対応」では「当該行為を行った従業員および配送委託先だけの問題ではなく、当生協を含む組織全体の問題として真摯に受け止めている。今後、このような不適切な行為を発生させないことを組織の最優先課題と位置づけ」た上で、配送ルート上のトイレの事前確認や情報共有、緊急時に立ち寄り可能な施設リストの整備・周知などの対策を迅速に講じるとしている。