PPIHの本気度がうかがえる。食品スーパーの新業態「ロビン・フッド」の詳細が3月3日に明らかになったのだ。これまでも様々な業態を開発してきたPPIHだが、ロビン・フッドは「ドン・キホーテと兄弟分」(鈴木康介代表取締役COO)の位置づけ。ドン・キホーテがセルバンテスの小説から名前を取った、既成の常識や権威に屈しない行動的理想主義者なら、ロビン・フッドは中世イングランドの森で庶民を守った伝説の弓の名手。「物価高で切迫する日々の暮らしを守りたい、お客様のニーズをズバッと射抜きたいとの思いを込めた」(鈴木COO)という。語感もドンキと似せており、ドンキのマスコットキャラクター「ドンペン」と並ぶ、ウサギのキャラクターまで用意した。
外見だけでなく、中身もあくまでドンキ流だ。キーワードは「スーパーみたいで、スーパーじゃない」。食品スーパーをベースにしつつも、買い物が楽しくて楽(らく)がコンセプトだ。想定している売り場面積は500~700坪で、通常の郊外型食品スーパーとほぼ同じサイズだ。楽(らく)の提供は、一つにワンストップであること。食品、特に生鮮品はユニーのノウハウを生かし、ここにドンキの強みである非食品も取り扱う。発表会で明かしたカテゴリーは、エンタメ(玩具、キャラクターグッズ)、ワンマイル(ルームウェア、サンダル)、ウェルネス(プロテインや健康食品)、美容(海外コスメ、プチプラコスメ)、日用品(消耗品、雑貨、時短調理家電など)の五つで、売り場構成比の4割を非食品にする方針。品揃えの考え方は、「ジャンルは広く、的は絞ることで選びやすい」。これにより、通常の食品スーパー以上の収益力を目指す。
















