香港のドン・キホーテ(現地名:Don Don Donki)が大苦戦している。香港1号店(尖沙咀)の開業は2019年7月12日で、入店に数時間かかるぐらいの大行列ができた。お客の目当ては日本産の食品。和牛や寿司、フルーツなどで集客し、化粧品や雑貨のついで買いを促すドンキの手法は大当たりで、店舗数は10店舗まで拡大した。だが、最近の店内はお客がまばらで、往時の勢いは見られない。「集客の要の食品が売れていない。ドンキからマツキヨにお客が流れており、化粧品や雑貨、健康食品の売れ行きも落ちるのではないか」と現地企業幹部は指摘する。

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