コロナ禍の苦戦を解消し、攻めの姿勢に転換する。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が8月12日発表した2022年6月期決算は、連結売上高が前年同期比7.2%増の1兆8313億円、営業利益は同9.2%増の887億円となり、33期連続の増収増益を達成した。

 国内ディスカウント(DS)事業は、新店19店舗、業態転換3店舗の効果に加え、コロナの規制解除や例年よりも早い梅雨明けで既存店売上高が前期比1.1%と伸び、売上高は456億円増収の1兆975億円となった。また営業利益は前期比137億円増益の362億円と大幅増益となった。昨年2月から始めたPBやOEM強化策や値付けの精度向上が成果を上げたことで、既存店の粗利率は前期比0.5%向上。第4四半期では1.8%増と大幅に伸長している。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから