「普通の小売業への戦略転換を模索か」。8月13日、ドン・キホーテ、ユニーなどを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の決算発表は、そんな印象も窺わせるものだった。

 前期(2020年6月期)の連結業績は、31期連続の増収増益。売上高は1兆6819億円で前期比126.6%、営業利益は759億9700万円で同120.4%の実績。決算内容の説明にあたった髙橋光夫専務執行役員CFOは、「最新の小売業売上高ランキングでは、イオン、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリングに次ぎ第4位に位置づけられる」と胸を張った。今期も堅実な事業活動を通じて、32期連続の増収増益を目標に掲げている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから