ドン・キホーテ改めPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)では今までコミュニケーションという言葉はあまり聞かれなかった。社員は追い詰められれば、自分なりの創意工夫で具体的な解決策を見出すもの、人を育てるのは教育より「競育」の方が勝るとの考え方が主流だったからだ。これが大きく変化している。

 吉田直樹社長は就任直前の9月、安田隆夫創業会長を含むPPIH幹部とグアム島で合宿、コミュニケーションの大切さを確認。昨年11月に従業員にアンケート調査を実施、今まで閉じられていた問題が明るみに出たことで、この結果を社内報に掲載した。また統合直後、ユニーの従業員に正確な情報がスピーディーに伝わらず相当混乱が生じ、退社する社員が続出する事態となっていた。

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