8月17日、PPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)が発表した21年6月期連結業績は32期連続の増収営業増益となった。
だが、事業別ではかつて経験したことのない変動があった。国内ディスカウントストア(DS)事業はインバウンド免税売り上げの蒸発(413億円減)、人流の変化の影響を強く受けた駅前型既存店(ピュアドンキ)(213億円減)、郊外型既存店(37億円減)が苦戦。一方、ドンキ、MEGAドンキの新店(238億円増)、UDリテール業態転換店(702億円増)などがカバーし、前年を上回った。