アパレル2位しまむらの快進撃続く

 2026年も専門店は「ユニクロ」のファーストリテイリングが国内無敵。名実ともに「ZARA」のインディテックス(スペイン)に次ぐ世界2位へと階段を一歩登りそうだ。

 「全世界でこれだけ売れるというのは今までになかった現象だ。(ユニクロは)グローバルでブームが来ているのかもしれない」。25年8月期の決算発表会見での柳井正会長兼社長の顔は珍しく柔和だった。売り上げ収益3兆4005億円(前期比9.6%増)、営業利益5642億円(同12.6%増)は4期連続で過去最高。国内ユニクロだけで売上高1兆円、営業利益率も18.0%という利益率は量をともなってのものだけに価値がある。しかも、過去3年間の年平均成長率は北米43%、欧州はなんと56%だ。期間はずれるが、同社の「上」に位置するのは事実上、ZARAを擁する首位のインディテックス(売上高6兆2815億円、営業利益1兆2476億円、25年1月期)のみ。形式上世界2位のH&M(スウェーデン・売上高約3兆4937億円、営業利益2677億円、24年11月期)は、時価総額(20兆円弱対4兆円前後)で圧倒する。

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