「弁当強者を完敗させた」トライアルGOが殴り込み

 国内最大の消費地、東京で食品小売業の競争が一気に激化しようとしている。ディスカウントストア(DS)大手のトライアルホールディングス、イオン傘下のまいばすけっと、グリーンビーンズ、勝ち組スーパーのヤオコー、ライフコーポレーションが、一斉に東京に攻勢をかけ始めたからだ。

 中でも目下業界中が注視しているのが、今年7月に西友を買収したトライアルの首都圏侵攻だ。同社はこれまで東京に店舗がなく、関東全体でも今年8月で60店しかないが、西友は東京だけで75店、関東全体では135店ある。その西友の周辺に、24時間営業の小型スーパー「トライアルGO」を高速出店していくと表明。26年6月期中に東京近郊に13店出すことも発表済みで、11月に西荻窪駅北店(東京都杉並区)と富士見台駅北店(同練馬区)、12月に中野中央五丁目店(同中野区)、さらに渋谷区笹塚にもオープンする予定だ。

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