お客が多く訪れる前に低価格で酒や料理を提供する「ハッピーアワー」が転機を迎えるかもしれない。米国では若者を中心に夕食を早い時間に取る傾向が強まり、ハッピーアワーの時間帯が飲食店経営にとってより重要になりつつあるからだ。レストランの予約時間は早まる傾向にある。飲食店からすれば、黙っていてもお客が来るなら、あえてハッピーアワーを設ける必要はない。夕食時間の前倒しが一段と進めばハッピーアワーを提供する店が減ることもあり得る。

 ハッピーアワーは米国の習わしが起源だとされる。百科事典の「ブリタニカ」には「割引されたアルコール飲料や前菜を求めて、人々が地元のバーやレストランに集う米国の伝統」と記されている。

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