タイ商務省貿易政策戦略局が2024年3月に発表したデータによれば、タイのアイスクリーム市場は、22年の121.7億バーツ(約487億円)から、25年に144億バーツ、27年に155億バーツに拡大する見通しだ。
タイのアイスクリーム市場は、主に、大衆向け、中間層向け、プレミアムクラスの三つに分かれる。全体の57%を占めるのが低価格の大衆向けで、次いで中価格帯の中間層向け、最も少ないのがプレミアムクラスになる。マーケットシェア1位のブランドは「ウォールズ」で、次が「ネスレ」。いずれも安価で、コンビニのほかバイクなどでの移動販売でも扱われており、手に入りやすい。