回転ずしチェーン「スシロー」の店舗で客の少年がしょうゆ差しをなめる動画が拡散した問題で、スシローの運営会社が岐阜県の少年に約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。訴状によれば、この動画の影響で、全国の店舗で客数が激減、親会社の株価が5%下落し、1日で160億円以上の経済的損失が出たという。

 子どもによる悪ふざけは万国共通で、迷惑行為を撮影した動画の拡散は米国でも大きな問題になっている。ただ、「回転する寿司にワサビをつける」「コンベアレーンにいたずらをする」「食べかけたものをレーンに戻す」などの行為はまずない。「訴訟大国の米国では、若者の悪ふざけでも数億円単位の訴訟対象となるため、高校生ぐらいになればさすがにやらないだろう」と考えられがちだが、実はそれが理由ではない。

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