新型コロナウイルスの蔓延で滞る経済を立て直そうと各国政府が景気刺激策を検討している。タイでは最も混沌として厳しい状態にあった2020年10月から、個人消費の刺激策「コンラクルン」を実施している。22年9月に第5期が始まり、一般市民の生活費の足しになっている。

 コンラクルンは半分ずつという意味で、文字通り消費者と政府が半分ずつ買い物の支払いをするという仕組み。例えば、100バーツの商品を購入した場合、消費者は50バーツを支払い、残りの50バーツを政府が負担するというもので、利用できるのは、18歳以上のタイ国籍保有者だ。

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