ポッカサッポロフード&ビバレッジは8月25日、「じっくりコトコト」ブランドに新商品を投入した。「じっくりコトコトこんがりパン 超盛 燻製香じゃがいもポタージュ」「じっくりコトコト BISTRO仕立て デミグラススープ」の2アイテム。食べ応えたっぷりで主食にもなる「超盛」シリーズに新フレーバーを加えたほか、パイ入りのアイテムを新たに発売した。満足感ある新商品の投入で、スープとしての需要に加え、食事代替ニーズの獲得にもつなげていく。
同社によると、カップ入りスープの市場は、オフィスシーンや中食需要の拡大により年々右肩上がりに伸長している。昨年発売した「超盛」シリーズは、従来の「じっくりコトコトこんがりパン」の2倍のパン量が入っており、「食事としての食べ応え」や「満足感」へのニーズに対応し、同市場の活性化に貢献している。カップ入りスープのメイン購入層である女性のほか、20~30代の男性の支持も高く、さらなる売り上げ拡大に向け、今回の新商品の発売に至ったという。
「超盛 燻製香じゃがいもポタージュ」は、燻製の香りを効かせたじゃがいもポタージュに、黒胡椒を加えることで、より食欲をかき立てる味わいに仕立てた。濃厚なスープがしみ込んだパンがたっぷり楽しめるほか、お湯を注ぐ前にパンを取り出し、食べながら追加することでサクサク食感を楽しむこともできる。
また同社調査では、カップ入りスープに「食べ応え」に加え、「作るには手間のかかる本格料理を手軽に味わいたい」というニーズもあることが分かったことから、オリジナル具材のパイを使用した「BISTRO仕立て デミグラススープ」も発売。しっかり寝かせた生地を何層にも折り重ね、こんがりときつね色になるまで焼き上げたパイを、トマトの旨味が溶け出した濃厚なデミグラススープと合わせた。秋冬に食べたくなるような贅沢な味わいに仕立てた。

同社は発売を前に8月19日、都内で発表会を開催。登壇したブランドマネジメント部の佐々木恭子氏は「新商品の投入で、トライアル需要も獲得したい」と語った。麺やパンの代替ニーズにも提案していく。
(冒頭写真 左からブランドマネジメント部の佐々木恭子氏と商品開発研究所の池田暁仁氏)