毎日の習慣として行うオーラルケアを、商品を通じてサポートし、子どもの将来の健康づくりにつなげていく。サンスターグループは9月24日、子ども用オーラルケアブランド「SODATECO(ソダテコ)」に新商品5品を投入する。ハブラシやハミガキなどのラインアップで、子どもの成長段階に合わせたオーラルケア習慣を促す。
同社は、子どもの成長に重要な時期「0~6歳」を〝おくちのゴールデンエイジ〟と定義づけている。この時期に口腔内の環境を整えておくことは、一生の健康に関わるといわれており、同社によれば、その第一歩として重要なのが「歯みがき」だという。赤ちゃんの歯が生え揃う1歳7カ月~2歳7カ月までは「感染の窓」と呼ばれ、むし歯菌に特に感染しやすい期間。乳歯のむし歯は将来のむし歯や歯並びにも影響し、食べることや健康にも影響を及ぼす。そこで同社は「ソダテコ」ブランドに新たにハブラシを中心とする新商品を投入。同時期に身に着けたい習慣作りをサポートしていく。
「こどもハブラシ」は3~5才用、6~12才用の2アイテム。乳歯の生え始めの時期から正しいハブラシの持ち方で歯をみがく習慣をつけさせることが重要で、星型ガイド(指当て部)を採用し、子どもの手になじみやすく、みがきやすさにも配慮した。斜めヘッドにすることで、奥歯に無理なく届き、みがきやすい仕様に仕立てた。「こどもハブラシ(仕上げみがき用)」は、一本ずつ丁寧にみがける超コンパクトヘッドを採用し、毛先ラウンド加工で、歯やハグキを傷つけずにみがくことができる。乳歯列期はもちろん混合歯列期の仕上げみがきまで使用可能。
「こどもハミガキ」(いちご・ぶどう・ソフトミント)は、子どもの将来の口腔内の6大リスク(むし歯・歯の着色・くち全体の汚れ・歯石の沈着・歯垢の付着・口臭)を予防。薬用成分フッ素配合で、歯へのカルシウムの取り込みを促進して、歯質を強化し、むし歯を予防する。また、歯の生え始める生後6カ月頃からむし歯予防ができる「仕上げみがきジェル」も発売。5品のデザインには、ベネッセコーポレーション「こどもチャレンジ」の人気キャラクター「しまじろう」を採用した。
発売を前に同社は7月、都内で「0~6歳の口腔ケアの重要性と最新の正しいケアとは」と題したメディアセミナーを開いた。登壇したオーラルケアマーケティング部の柴田泰弘ソダテコブランドマネージャーは、「子どものオーラルケア市場は少子化のあおりを受け縮小傾向だが、ベビーフードや知育・玩具市場は拡大傾向で推移している。子どもの将来をサポートするサービスやモノは需要を掴んでおり、ソダテコも子どもや親の悩みに寄り添うブランドとして展開していく」と新商品の発売背景を語った。
同ブランドの拡販施策としては、保育園・幼稚園への歯みがきの啓発と試供品の提供を予定。また「ソダテコ」ブランドのアンバサダーには、現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生が就任し、トークセミナーやスペシャルサイトの作成などが予定されている。メディアセミナーにも登壇したてぃ先生は、「毎日歯磨きして、途切れさせないことが大切」と、歯みがきが楽しい習慣になるよう親子で工夫することの重要性を説いた。
