TrueData(トゥルーデータ)は、OTC医薬品と健康食品に特化したアルフレッサヘルスケアの購買データ分析クラウドサービス「Ms-POS(エムズ・ポス)」を開発、5月から市場データ提供を開始する。

 エムズ・ポスは、これまで市場データ分析の経験のない人でも直感的に必要なデータにアクセスできる操作性の高さと、ヘルスケア商材特有の切り口で消費傾向を把握できることが特徴。OTC医薬品や健康食品は、悩みごとや症状、クスリの効能といった特有の切り口で購買行動を把握することが重要で、ヘルスケアメーカーはエムズ・ポスを活用することで、小売業に消費者ニーズに合った販売促進や効果的な品揃え提案が可能となる。

 アルフレッサヘルスケアは680社に及ぶメーカーとの取引実績があり、ヘルスケアのネットワークとヘルスケア商材に関する豊富な専門的知見を持つ。健康的で活力のある社会の実現に貢献するべく「セルフケアメディケーション」と「セルフプリベンション」の普及を推進。ドラッグストア、薬局、薬店などの小売店に対し、OTC医薬品を中心に健康食品、生活関連商品、ビューティケアなど「美と健康」に関する商品、サービスを提供している。

 トゥルーデータは、ドラッグストアや食品スーパーの年間レシート規模5.5兆円、年間アクティブ数6000万人規模のPOS、ID-POSデータを軸としたビッグデータプラットフォームを運営。この両社が共同で販売に当たることとなる。

 アルフレッサヘルスケアの西田誠社長は、「消費者の購買行動が多様化・複雑化する中で、現場が即応できる分析環境の整備は急務。エムズ・ポスはトゥルーデータの豊富な購買データと、弊社が蓄積してきたコンシューマ・デシジョン・ツリーのノウハウを組み合わせることで、少ないリソースでも迅速かつ的確な意思決定を支援するツールとして、大きな意義を持つと考えている」とコメント。

 トゥルーデータの米倉裕之社長は、「日本の高齢化は世界でも類を見ない速さで進み、予防を含めて自分の健康を守ることの重要性は高まるばかり。生活者の健康と質の向上に貢献されるアルフレッサヘルスケア社とともに、ヘルスケアメーカーに新たなクラウドサービスを提供できることをうれしく思う」と述べている。