ウエルシアホールディングスは、桐澤英明社長の下、経営の中心にデータを据え、データドリブン経営の推進に力を入れている。この方針に基づきこれまでもTrueData(トゥルーデータ)のデータ分析、開示ツールを活用してきたが、新たに小売業の施策を総合的に支援するリテールDXサービスを採用。昨年12月、同サービスのメニューであるAI販促ソリューションを導入。続いて今年2月には、ウエルシア薬局がAIサービス「SalesSensor(セールスセンサー)」(冒頭写真イメージ画面)を導入している。
AI販促ソリューションは、小売業と取引先のメーカー各社がAI販促登録システムに、販促情報、クーポン情報などを登録。小売業がこれらの販促施策情報の内容を承認すると、過去の購買データやクーポン利用データなどをもとにAIが販促施策ごとにベストマッチする顧客を抽出、最も効果的な販促媒体を自動的に選んで顧客の嗜好にあった最適なクーポンを配布する。不要なクーポンが届かないので顧客には煩わしさがなく、オンライン、オフラインを問わず、大規模なクーポン配布ができる。